「浮遊し損なった罪の色」


硝子の心って喩えがあるけど
僕の心はホントに硝子なんだ

曇ってばかりでとても綺麗じゃないけど
僕にはこれがただ大切なんだ

ほらご覧これが僕の唯一の持ち物
不純物塗れのケイ素のカタマリ

馬鹿ねそんな悪く言うものじゃないよと
記憶の端っこで君は笑っている

嗚呼どれだその微笑みに救われただろう
右手の指を順に数え折る折る折る


「あなたが思うほど私強くないの」

曇り硝子の空に君は消えていった

嗚呼ごめんね汚れているんだ欲望という色で
羽根の無い罪の下で押し潰れぶれる


硝子の心って喩えがあるけど
曇り硝子を笑う君はもういないから

嗚呼こんな心はいらねぇって力いっぱい投げた
壁に向かい飛ぶ当たる砕け散る散る散る


硝子の心って喩えがあるけど
天使の羽根を抱え僕は飛ぶ飛ぶ飛ぶ

アトガキ  webclap!
いつになったら曲を付けれるんだか。

モドル